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感動をケータリングする


年々いろいろな人と仕事をさせてもらえる機会が増えている

もちろん人によって、できること、得意なこと、そして考え方も千差万別である

相手の能力をどれくらい把握できているかは相手によって違うが、仕事を依頼するときにはある程度このくらいのことをやってくれるだろうとぼんやり想像する

もちろんその想像との誤差は上にも下にも斜めにも出てくる

だけども時たま誤差って範囲を軽く乗り越えて想像の一回り先の仕事をしてくださる方々と出会える

そんな方と仕事ができることは何よりわくわくするし、自分の新たな可能性さえ垣間見せてくれる

またこの人と仕事をしたいと思うし、この人のために仕事を作りたいとさえ思案させられる

それはもう恋に落ちたようなものだ

そして何より自分もそう思われる仕事をしたいと思う

先日ホテルThe Millennials Kyotoの周年パーティーのケータリングでインスタレーションをしてくれたedalab.( https://www.edalab-flower.com/ )の前田さんもそんな人の一人だ

お題は

・ホテルの周年パーティー

・100〜200名集客予定

・ラウンジにあるアイランドのカウンターキッチンを使ったジントニックバー

・ボタニカルをお客さん自ら摘んでカクテルにいれてもらう体験型

・フロア全体に特別な雰囲気を作り出す

・予算少なめ

最近ケータリングでよくやっている『お客さんにハーブを摘んでいれてもらう体験型ジントニック』は毎回上々なリアクションだ

しかしながらもう一段階アップデートさせたい、という個人的な思惑に挑戦するのが今回の裏テーマだった

ボタニカルを箱に詰めるだけ

→色んな什器を使ってそのにボタニカルをアレンジする

というのがこれまでの経緯であったが

・時間が経つとボタニカルが萎れてくる

・ボタニカルが生えている、という感じが薄い

・立体感が出しにくい

・摘む、という感覚が弱い

というのが改善点があった

そこで今回は固めのゼラチンのボタニカルを刺し、そこから摘んでもらうことにした

狙いとしては

・ボタニカルの持ちを良くする

・ボタニカルの生える感をアップさせる

・より立体的に自由なデコレーションを可能にする

ことであった

はじめは木箱などにゼラチンを入れそこにボタニカルを刺そうと思っていたが、会場とバーカウンターが広いので、その空間に対して木箱だけだとあまり大きなインパクトは与えられないと思った

そこで以前からおもしろい花活動されているなーと思っていた前田さんに話を振ってみたところ快諾してくださった

大まかに打ち合わせをし、ゼラチンを容器にいれるのでなく、カウンターや什器に直接載せてしまおうという話になり、あとは当日現場合わせでやっていくことになった

今回は予算もあまりなかったので、とりあえず一回形にしてみて今後回を重ねて徐々に改善していければいいか、というくらいの心積もりであったことが正直なボクの思惑でもあった

なので特に什器の指定やアレンジのし方は決めずに前田さんにお任せしてしまった

7月13日午後3時

前田さんとは午後4時に待ち合わせだったが少し早めにお酒などボクの持っていくものの搬入を済ませ一度店の方の準備をしに戻ろうしていた

午後3時30分

会場を出ようよしていたボクとすれ違いで前田さんが搬入にきた

車を前に停めてる

(あれ、車で運ぶ必要があるほどの物量だっけ?)

なんて内心思いつつ、一度店に戻ると前田さんに伝え現場を離れた

午後4時30分

店の準備を終え会場に戻る

前田さん搬入も終わっていて、什器の陳列もほぼ出来上がっていた

圧巻

という言葉しか見つからない空間が仕上がっていた

心が震えた

という表現は強ち誇張ではないし

心躍る

という言葉以上にボクの気持ちはワクワクしていた

この仕事に応えなくてはならない

俄然気持ちは昂ぶる

お客さんが楽しんでくれたことは言うまでもない

これを今回だけにしておくのは勿体無い、今までとはケタ違いの体験をお客さんに与えられると思う

なのでこれからこの形でのケータリングを積極的受けていこうと考えている

Webに情報を上げて、SNSで拡散して、もちろんよりクオリティ

を上げる方法を探して

結婚式、パーティー、イベント、様々シチュエーションでより多くのお客さんにより多くの感動を与えられると思うので、そのような機会には一度是非相談してほしい

感動体験をお届けしよう


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