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STICK TO YOUR GUNS


心こもったものには息づかいを感じる

先日クラフトジン特集の一貫で取材を受けた『月刊たる』の誌面を開いたとき

確かに作り手の意志を感じた

意志とはある意味、違和感であり異物なのかもしれない

パラパラとページをめくっていくと少しずつ違和感が大きくなった

うちの店を取り上げたページから全体のバランスとの少しズレと違和感を感じたのだ

それは心地悪いものでなく、むしろそのページを強く印象付けるような違和感であった

どういったい意図があってこの違和感が生まれたか分からぬまま、おもむろに担当編集者にお礼のメールを送りやり取りをしていると、今回の号でうちを取り上げたのもその編集者の強い推薦であり、ページの編集までもうちのところだけはその編集者が自ら行ったことなどを話してくれた

ページから感じた違和感はその編集者の意志が生んだものだったのかと胸に迫るものを感じた

強い意志の介在していることが情報として正しいことなのかはわからない

よりフラットな目線で綴られることが正しいことなのかもしれない

しかしほとんどのありきたりな文言を羅列するだけの正しい情報、コピーペーストで構成された正しい情報より、確かな息づかいを感じるクセの強い情報にボクは価値を感じる

情報とは人が生むものである

そこにあるはずの息づかいをボクは大切にしたい

この特集は少なくともボクには一生ものだ


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